美しい模様、その魅力
塗装した上に模様を描く漆器が多い中、津軽塗では「漆塗り、磨き、研ぎ」を幾重にも繰り返すことで模様を浮かび上がらせる。この工程に二か月以上、数十回繰り返すことで、独特の奥行きを感じさせる色とりどりの複雑で美しい斑紋が得られるのだと言えます。
現在では、箸、お椀、ぐい呑、重箱、下駄などの昔ながらの雑貨に合わせ、家具やコースタなど、さまざまな津軽塗とのコラボ作品が増えています。若手職人を中心として異業種交流・各種公募展、展示会への出品など様々な試みが行われており、その魅力は日々進化し続けています。